先日ライブハウスでの休憩中、ふとBGMが耳にとまって、フラナガンだ~と思って注意して聞いてみたら、Curtis Fuller の Bluesette というアルバムがかかっていました。このアルバム久しく聴いていなかったけど、個人的にやっぱりTommy Flanagan というピアニストは好きです。
Flanagan が好きになったのは大学に入ってジャズを聴き始めてから確か1年ぐらいでした。Bud Powell と Flanagan が好きでした。Flanagan が聴きたくていろいろCDを探したものです。なんか強迫観念のように。なんかCD屋でみつけてはとりあえず買っていました。サイドメンでの活動の多い人ですので必然的にいろいろ聴けました。
Flanagan ですが、音が好きです。ジャズピアニストの中ではかなりソフトな(っていうかなんていうか)音色で演奏する人だと思っています。フレーズの運びもとっても滑らか、だと思います。Flanagan 聴きたさに探し当てたCDにケニーバロンとのデュオとかハンクジョーンズとのデュオとか、ピアノ2台のデュオっていう濃いアルバムもありましたが、音色がまったく違うのがよくわかります。
好きなピアニストでしたが、コピーしたりしたことはほとんど無いような気がします。あんなふうに弾きたいと思ったことも無いみたいです、今思い返すと。
でも、あらためて、このBGMでかかっていたBlusetteを聴いてたら、前とはちょっと違った部分も聞こえて来たような気がします。Flanagan のソロのフレーズが造るハーモニーの運びかたに惹かれました。地味なピアニストだと思いますが、個人的にやっぱり好きなようです。
というわけで、うちに帰ってからもう一度しっかり聴いてみよ~!と思ったのでした。が、まだ聴いていません。たいてい、こういうのって、もう一回聴いたときにはがっかりまではしなくても、感動は薄れているものです。いや、そんなこと言ってはいけないかな。でも、新鮮さって重要です。本を読んでいても、読みながら、おぉこの部分はいいこと書いてある~とおもってすごく感心したのに、もう一度読み直してみたら、どこでそんなに感心したのか思い出せないことがあります。脳には新鮮な刺激が必要です。
学生の時のように、ジャズのアルバムをゆっくり聴く時間も少なくなりました。ちょっといろいろ聴きなおしてみようと思っているところです。と思って、学生の時に図書館で借りて聴いたKeith Jarrett のブルーノートのライブの6枚組みを、ちょっと前に聞きなおしてみたんですけど、ものすごくすごかったです。けど、その話はまた後ほど。
今日は flanagan でした。
相撲じゃなくて音楽の(それもジャズの!)ことを書いてみました。
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