2012年3月4日日曜日

小説 マルコ・ポーロ - 中国冒険譚 : 陳 舜臣


「十三世紀後半の中国で暗躍したマルコ・ポーロ。聡明で雄々しきその男振りをフビライに愛されて17年…元の正史にも東方見聞録にも明らかではないマルコの謎に迫る」

長編というよりは、読み切りの短編が集まった感じの構成です。読み物として読みやすいし面白い。やっぱり中国から日本も見ています。大陸からの視点で描かれる元寇とか(元寇ってのは日本側の言葉か)、天皇と鎌倉幕府の関係とか、外からみるとあらためて把握し直せます。

細部はフィクションの要素が強いと思いますが、元やマルコポーロについてイメージが湧きますね。


もっと急いで大量に中国の歴史に関する本を読みたい、という気分になっています。

7 件のコメント:

  1. Facebookにてお世話になってますヽ(・∀・)ノ
    祖父の本棚にあったので、読んでますよ!
    高校では世界史をとってました。中国史が苦手だったので、もう少し早く出会いたかった…

    日本は「東方見聞録」のなかで、真珠と黄金の国であると表現されてます。あながち間違っていないから面白いですよね(*´∇`*)

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  2. お〜、すごいなあ。家にあったとは。面白いよね。
    おれは世界史どころか社会全部嫌いだから理系にいったぐらいでね。いまなら日本史世界史好きだし得意だろうなあ。いや、まだ日本と中国しかわからないや。
    東方見聞録も読んでみないとね。

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    1. わたしは中国史より、目下古代ギリシャ史とか中世ヨーロッパ史とかに夢中になっていたような気がします。姉はフランス革命辺りに精通してます。中国史はテストのたび赤点ギリギリでした 笑

      そういえば、元といえば元曲が面白いですよ(*´∇`*)王実甫(おうじっぽ)の西廂記(せいそうき)は特にお勧めします♪

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    2. そっか。音楽やっているんだから、元曲とか聴いてみてもいいよなあ。ありがとう。聴いてみる!

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  3. 言い忘れてた…ちなみに、書籍です。
    しかも上下巻二冊で四万円近くするという代物…

    図書館にならあるかもしれませんね♪
    わたしは祖父のを借りて読んだので。。。

    音源あるのかな。
    あったらいいな。欲しい。

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    1. あ、そっか!
      いやどっちだろうと思ってたんだけど、それは読み応え有りそうだね。
      おじいさまはすごい本を持ってるんだね〜。

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    2. 祖父の書架には面白い本が沢山ありますよ♪

      四万円近くする理由は、古書だからだそうです。さっき祖父に尋ねたら、そう言われました。上下巻で一万円するのも存在するようですが、やっぱり高価ですよね…


      西遊記も元の時代に原型ができてます。
      四大奇書とかいわれてますけどね 笑

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