2009年4月28日火曜日

硝子戸の中 : 夏目漱石

そう、またです。が、これも薄いのですぐに読み終えました。
が、内容的には深かったです。随筆集ですが、一見当たり障りの無い話題ばかりのようで、なにか核心をとらえようとするものにも見えます。
新聞の連載のために書かれたもので、全39回です。
自分として一番心に残っているのは第33回です。生きていくうえで必要となる他人との交渉における苦悩についてかたっているのですが、それに対して客観的な視点を持って、しかもそれを著そうとしているところに(この随筆にかぎらず他のすべての小説なども含めて)感銘をうけています。
依然として、いま一番尊敬する人です。

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