2009年4月17日金曜日

二百十日・野分 : 夏目漱石

本ばっかり読んでいる感じになっていますが、読むのは主に電車での移動のときです。あと寝る前にちょっと。
短めの「二百十日」と、そう長くは無い「野分」二つの話が入っていました。

「二百十日」はほとんどが会話からなっていて、軽やかで明るい印象です。雰囲気的には坊ちゃんとかに近いかなあ。って坊ちゃんってだいぶ前に読んだからもう忘れました。またそろそろ読んでみよう。

「野分」
タイトルは「のわき」と読むようです。辞書で調べると「二百十日・二百二十日前後に吹く台風」という意味もあるようで、ということは「二百十日」と関連があるのかと思いますが、話は別です。
ストーリーは分かりやすく、いかにもって感じです。道也先生の論文・演説とかこの話自体が漱石の訴えたいことだとしたら非常にそれもよく伝わってきます。


このあとに僕の好きな「虞美人草」が書かれるそうです。そういえば、登場人物の性格とか場面、文章の調子などに断片的にですが、共通する要素が見えるような気がします。まあ、あたりまえか。


やたらと漱石ばかり読んでますが、読む順番がばらばらです。アマゾンで検索して上位に出るものから適当に選んでいます。それでもまったく問題なく楽しんでますが、一通り読んだらもう一度書き上げられた順に読んでみたいと思います。

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