上中下三巻ですが、一冊600ページぐらいある分厚い文庫本でした。やっと読み終わった。
「内に人心荒廃し、外に中華思想を振りかざす清朝末期。産業革命後の英国新興資本は、市場を求める中国進出を企ていた。“阿片を認めるか否か”――暴利と保身に詭計をめぐらす特権商人、官僚達の渦中に、国を憂う清廉潔白な実力官吏林則徐と豪商連維材がいた。近代中国黎明のうねりを活写する大河小説。」なんせ登場人物が多いし読み方難しいし、地名もよくわからないしこれも読み方難しいし、これが主人公って人もいないし、ってわけで読みにくいかとおもいきや、興味深く読むことが出来ました。
歴史が移り変わる時というのを物語にするとこうなるのでしょう。ある意味虚しくてドラマになりにくい題材のようにも思いますが、読んでよかったと思える作品でした。
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