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2015年9月2日水曜日

半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)


宮崎駿監督が「かねてからお目にかかりたかった」という昭和の語り部・半藤一利さん。「漱石好き」という共通点からふたりはたちまち意気投合。宮崎作品最新作『風立ちぬ』で描かれる昭和史をたどりつつ、持たざる国・日本の行く末を思料する―7時間余にわたってくり広げられた貴重な対談を完全収録した、オリジナル作品。
 
というわけで、半藤さんで面白そうな本は~と探していたらありました。
敬愛する二人の対談ってことで楽しみにして読みましたが、自分もちょっと好きな漱石が話題になったりするものですからそれだけでも興奮して読みました。

が、なんだか、半藤さんの書くあとがきまで読み終えるあたりで、何にってうまく言えないんですがとっても感動してしまいました。国をおもう気持ちなど、お話の内容もそうですが、お二人のお互いにたいする敬意とか、なんだかとっても品があって素敵だなあと。

近年で一番印象に残った本でした。

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