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2012年2月25日土曜日

戦国海商伝 : 陳舜臣

上下巻。
「戦国乱世の日本。天下を狙う群雄が軍資金づくりの密貿易にはしっていたころ、中国には明朝打倒に燃える豪商の集団があった。彼らは水上生活者に身をやつし、倭寇と組んで着々勢力を扶植する。奇しき人生を生きる毛利の落とし子の運命を軸に、中国と日本をむすぶ戦国の水脈を描く海洋歴史ロマン。」

時代的には、一つ前に読んでいた「珊瑚の枕」のちょっと前です。日本は戦国時代のはじめ。例によって、日本と明の関係を海から眺めることができます。物語としても面白い。

ここまでドラマティックに仕上げてくれるとイメージが湧きますね。なかなか歴史の教科書ではここまで具体的に想像できません。

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