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2011年2月3日木曜日

ゆらぐ脳 / 池谷 裕二, 木村 俊介

読んだような気になっていたけど読んでいなかった本でした。
進化しすぎた脳」かどれだったか、この池谷裕二さんの本を読んで以来、ファンですね。
もちろん、脳について書かれたその内容や文章が面白い、といこともあるのですが、その人柄というか、学問や社会やいろいろなものに対する姿勢が慎重で品があるというか、そういう部分にものすごく惹かれていました。尊敬できるそんな人が、しかも同年代(1970年生まれだそうです)。自分も頑張らなくては(?)と思います。

この本は全体を通して、研究についての(経験およびその内容の)インタビューになっています。語られる内容は興味深く、意味深いことが多いと思います。が、それ以上に、こうして一人の人が、自分が取り組んでいることや自分そのものについて、その変化や成長のようなものを客観的に把握して整理して説明しているってことがすごいことのように思います。

けっこうすごい本のような気がします。

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