運動が脳に良いということの説明のために、脳科学の専門的な話もたくさん出てきて、けっこう内容は濃いです。
学習、脳に起こる問題(ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害、依存症など)、ホルモンの変化、加齢に対して運動がどのようにいい影響を与えるか、その仕組などについて説明されています。
タイトルや始まりの部分をみると、よくある成功哲学のハウツー本みたいに見えますが、脳科学の専門的な記述の部分も多いです。
全体を通して、運動をしたくなる内容ですが、とくに最後の方の「加齢 - 賢く老いる」の章では人生そのものにやる気を与えてくれたような気がします。
冒頭に書かれているように、そもそも人類がその歴史の大半を、狩りなどをするために体を動かして進化してきたことを考えれば、この運動した状態を奪ってしまったらバランスが崩れるのはあたりまえのようなきがします。
運動が体にいいなら臓器のひとつである脳にも良い影響があって当然とも思えます。
運動がどのように脳にいいのか、科学的根拠をしっかり教えてくれる本です。
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