2012年12月24日月曜日

現代史 : 正村 公宏

「ベトナム戦争から今日までの激動の20世紀を概観、20世紀はどのような世紀であったのか、歴史をいまの時点でとらえ直す。「戦後史」に続く、同時代史、日本だけでなく世界全体の関係の中で現代を考える。」

たしか、池上彰の「そうだったのか!」シリーズの参考文献にあがっていて、読んでみた本でした。現代史については知識が少ないし、まだいろいろ読んだわけではないので比較があまりできませんが、とてもいい本だと思いました。

戦後の世界の動きを説明するというのはなかなか大変なことだと思うのですが、これを読むと大まかには把握できそうな気がしてくるから驚きです。

著者の物事の捉え方がとても合理的で、かつその認識していることを説明するのがすごくうまいのだと思うのですが、とても読みやすかったうえに感銘をうけました。

もちろん、どんなことでもそうですが、現代史についての見解はひとそれぞれでしょうから、この本に書かれているのはあるひとつのものの見方、ということになりますが、とりあえず正村氏の目を通してみた世の中について理解を深めるのが自分にとって有益なのではないかと思いました。

というわけで、この人の本を読み漁ろうと今は思っています。

こんな本が、中古でしか入手できないってのはとっても残念に思います。
が、自分は新しく読み始めた分野の本については、けっこう序盤で見つけたものを、これ最高!と舞い上がっていることが多い気もするので気をつけようと思うぐらい大人になりましたが、なにかをするには勢いも大切なので、すこし舞い上がっておきます。

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